ただいまの時刻1:46。約１ヶ月ぶりのブログとなりました。
今までの人生の中で、色々な経験をさせていただきましたが、その中でも濃密でエキサイティングでギリギリの状態で闘った試練の１ヶ月だったと思います。
いくつかの特徴をお伝えすると、人生においてかなりのピンチでした。それはズバリ「お金」のことです。
僕自身のお金に対する考え方や金銭感覚を大きく変えなけらばならないことですが、自分の甘さと思い切り向き合うことになりました。
試行錯誤の末に取り組んだのが「ウルトラマンを全て手放す」ことであり、買ったばかりのギターも手放すことでした。
思い込みや余計な感情を捨て、とにかく機械的にメルカリに出品しまくりました。お陰様で、メルカリの使い方もかなり習得することができました。
次の特徴は「仕事をやり切る」です。「小規模事業者持続化補助金」と「ものづくり補助金」がほぼ同時に発表になり、計7社の申請をお手伝いしました。
補助金申請に関しては、昨年全く成果を出せなかったので取り組むことにネガティブに思っていたのですが、生きるためにはそんなことは呑気なことは言ってられない。
少しでもお金に換えられるならできることを１つ１つやるしかない。「苦手」とか「できない」とか言っていられる状況でもない。
補助金の存在をお伝えし、自分から提案してお任せいただき着手しました。「小規模」も「ものづくり」もそれぞれに癖があるのでルールを覚えて取り組むことは大変でしたが、とにかく書きまくった。一心不乱で取りつかれたようにパソコンと向き合う日々が続きました。
そして3つ目が「人前で話す」です。金もない中で事業計画書を作成しまくり、心身共に爆発しそうな状況でしたが、そんな中で道内で3回も講演をさせていただきました。
1本目は3月5日(火)、旭川家具組合様のランチミーティングです。ここでは、大動脈解離発症のことや「これさえMOVIE」についてご紹介させていただくことができました。
2本目は3月18日(月)、北海道中小企業家同友会の千歳恵庭北広島長沼地区会3月例会です。ここでも大動脈解離発症とこれさえMOVIEについてお話しさせていただきました。
3本目は3月27日(水)、北海道中小企業家同友会オホーツク支部3月例会です。「俺は理念で何度でも蘇る！」をテーマに、経営理念の大切さや事務局員時代の経験や起業してからのエピソード、病気の体験を踏まえて「経理理念」の大切さなどをお話しさせていただきました。
あぁ。本当に怒涛の1ヶ月だった。先月末は正直な所「あぁ、俺は本当に3月で死ぬかもしれない」と思っていました。
一度死に掛けたので、死ぬことがすごく身近に思えるようになり、「いつ死んでもおかしくない」という感じがあります。
金はどんどん減っていくし、だからこそウルトラマンをどんどん売らなきゃいけないし、おまけに仕事があまりにハードすぎるし、講演の準備などもしているような余裕は一切ないし…。まさに「八方ふさがり」という状況でした。
でも今日は3月29日(金)。
俺、生きてるじゃん。
色々と課題は残ったにせよ、あれだけあった仕事も全て終わり、ウルトラマンもいい感じで売れて、とりあえずお金の面は何とかなって、4月以降の仕事も徐々に少しずつ目途が立っている。
先月末は、3月に待ち構えている状況がとても高い山の頂上を目指さなきゃならない絶望的な気持ちだったけれど、今はその頂上からこれまで歩いてきた行程を静かに眺めている自分がいる。普通に呼吸をしながらパソコンと向き合い、いつものようにパチパチと文章を打っている自分。ごく当たり前の状況だけど、この瞬間にも数々の奇跡が凝縮されている。
色々な意味でようやくリセットできて新しいスタートを切れそうなので、心機一転がんばっていこうと思います！
