「事業再構築補助金」をどう考えたらいいか?

今、中小企業向けの補助金の中で最も注目され、活用の範囲が広く、取り組みやすいのが「事業再構築補助金」だと評され、実際弊社では多くの企業様の申請をお手伝いしている関係もあり、とっても大切な補助金です。

、同補助金がスタートしたのは3年ほど前からですが、現在、同補助金の制度に対しては賛否両論あり、弊社としても非常に困っていることが増えてきています。

この補助金の理念や具体的な内容については共感できる点が多く、弊社もそれに賛同して多くの企業に向けてPRしているのですが、問題は採択後から交付決定、補助金入金までの期間が予想を遥かに超えて長期化し、スムーズに進んでいない企業が続出しています。弊社のクライアント様で困っている企業があるため、個別的な問題かと思っていたら、最近影響力のあるユーチューバーもこの問題を指摘し始めており、だんだん広がっていると思われます。問題の根源は、「事務局対応の遅れ」と集約できますが、決して単純ではありません。

申請件数、採択数は毎回1万社近くあり、どの企業も再起をかけて真剣勝負で申請しています。もちろん、不正は絶対に許されないので、チェックの目はかなり厳格です。おそらく、1企業の案件も複数の審査員でチェックしているはずですし、そこで審査員の見解が分かれたりしたら、答えを出すまでには一定の時間がかかってしまうでしょう。

コロナで大きなダメージを受けた中小企業、またコロナ禍を踏まえて大きな挑戦をする企業を後押しする素晴らしい補助金なので、そこに関わる私としては非常に心苦しいです。

これまで、事務局の担当者ともたくさんお話をさせていただきましたが、こちらが意事務局の見解を素直に聴く姿勢に立てば、皆さん素晴らしいスタッフばかりです。なので、事務局ばかりを批判したりすると返っこじれるし、お互い感情的になってしまいます。

さて、本当にどうしたらいいのでしょう?

私としては、この補助金制度、そして、事務局組織を信じて、「気張らず、せかず、諦めず」の精神で向き合っていきたいです。時間に余裕を持って取り組み、問題を先送りせず、すぐに対応するように心がけてトラブルや批判的な感情を最小限に留めるようにサポートしていきたい。そして、予め長期化することもお伝えし、そのために事前にどのような事対策や心構え、準備が必要かを確認した上で、腰を据えて取り組みたいと考えています。

「事業再構築補助金」の後にも、きっと大規模な支援策は講じられると思いますが、今回の」教訓が次にも活かせるように、きを引き締めて取り組んでいきたいです。

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