おはようございます。ただいまの時刻は10時28分。これから伊勢神宮にお参りに行くため、近鉄電車に乗っています。
実はこの10日間くらいの間に仕事面で大きな動きがありまして、「事業再構築補助金」で申請のサポートさせていただいた企業が無事に採択され、これから交付申請や事業実施に向けて具体的なサポートさせていただくことになりました。
昨日、その企業様を訪ねて今後の具体的な取り組みに向けての打ち合わせをしたのですが、そこで社長から見せていただいたのが、同社の「経営指針書」です。
経営理念に始まって、経営ビジョン、社長方針や各営業所の方針、中期計画、SDGsの取り組みに至るまで、50ページくらいにわたってとてもわかりやすく丁寧にまとめられていました。
中小企業家同友会の事務局員だった立場としては、経営指針の大切さはもちろん理解していますが、各企業における実践例に関しては情報が少ないですし、ただ概念として理解しているだけに過ぎないかもしれません。
同社の経営指針書には、想いを具体化して企業を発展させるためのあらゆる要素が網羅されていて、会社の方向性が明確なのでこれを社員さんが見た時には安心できるでしょうし、この企業で働けることに誇りに持てるに違いありません。
経営者を中心にしてみんなで議論を重ねながら時間をかけて練り上げているので、骨太な内容になっていますし、この指針があることで社員さんの仕事に対する参画意識もかなり高まっているのだと推察できます。
人として、企業としてどう在るべきか?どう生きるべきかを絶えず考えさせられていますが、自らの仕事に対して実直に向き合い、社員と共に育ち合える関係性を作りながら企業が自発的に育つような環境が同社にあるので、今後ますます発展するでしょうし、その成長を後押しできることをとても嬉しく思います。