おはようございます。ただいまの時間5:51。ちょっとどんよりした北見の朝です。
最近、お会いするみなさんから言われること、そして、自分自身でも気づいていることがあります。
それは、「声が出ている」ということです。
声が出るなんて、人として超当たり前なんですけど、私にとっては、超特別なことでした。
昨年の大動脈解離の手術以降、普通に声を出すことができなくなってしまいました。開胸手術の際に、管が声帯部分に触れていたようで若干傷がついてしまったようです。
でも、ほぼほぼ無傷で復活できたこと自体が奇跡なので、私としては声が出ないことくらい仕方のないことだし、受け入れるしかないと思っていました。
とは言え、仕事が始まり、コミュニケーションの回数も増えてくると、やっぱり声が出ないのはとても不自由でした。こっちの想いが伝わらないし、意思疎通をすることに時間がかリます。
「一度、診てもらった方がいい」ということで札幌の主治医に相談したところ、帯広市内の耳鼻咽喉科の病院を紹介してもらい、1ヶ月ほど前に診てもらいました。
「まずはこれを飲み続けてください」とビタミン剤を処方していただいたのですが、これを飲み始めてから状況が一気に変わりました。
小さな錠剤ですが、飲み続けていると日に日に声の出方が変わってきたんです。最初は、カスカスの息が出るくらいの感じだったのに、次第に声帯がブルブル震える感覚が戻ってきて、かつての太い声になってきました。
お陰様で、今日現在ではほぼ普通に声が出るし、歌まで歌えるようになってきました。
声が出ないことよりも、大好きな歌を歌えないことが最もつらかったので、これは本当に嬉しい!すぐにでもカラオケに行きたい気分です。
再びギターを持つ日も近いかも…。
と同時に、もう「病人」ではないということでもあります。
心のどこかで、「俺、大きな病気をしたし、無理できないカラダだし…」と思ってブレーキをかけていましたが、そこから解放されると同時に、回りのみなさんとの関わり方もほぼ通常に戻ると思います。本当の意味で、無理できない身体であることは間違いないので、自分を律して生きていかなければまた体調を崩してしまいます。
「声が出る」ということは、「新しい自分の出発の証と受け止めて、心機一転頑張りたいです。