久野塾研修が終わり、メンバーと昼食をとった後、僕はレンタカーを飛ばして山口県内の名所を回ってきた。北見でお世話になっている方から「角島大橋は、絶対いいよ!」と勧められていたのと、地元の参加者から「元の隅稲荷神社は外せないですよ!」とのことだったので、この2か所を見に行くことにした。
萩市から50kmほど離れた角島大橋。全長1.7kmほどの長い橋で、海の上を悠々と角島に向けて伸びており、それはそれは絶景だった。多くの観光客が訪れ、写真を撮っていた。
続いては、そこから30kmほど離れた元乃隅稲荷神社へ。狭く、クネクネした山道をひたすら登り、崖っぷちに忽然と現れた神社。斜面に沿って鳥居が100以上も並んでいて、まさに写真雑誌で見たことのある光景だった。
夕暮れになっても初老のカメラマン数名が構えていたので、なぜ残っているか聞いてみると「ここから、漁火を撮るのが通なんだ」とのこと。しばらく待ってみると、イカ釣り船がどんどんと増えだし、暗くなるにつれて漁火が光り、まるで蛍のような輝きでアートな世界へと変えていった。
ただ、「カメラマンは、19:30までに撮影を止めてほしい」と看板が上がっており、その理由を地元の方に聞いてみると、マナーが悪いカメラマンが、ごみを捨てたり、勝手に敷地に入ったり、お賽銭を盗んだりするなどの被害が多発したため、このような対応に出ざるを得ないとのこと。
北海道でも同じようなことは多々あるが、大人のカメラマンならば最低限のマナーは守るべきでしょう!他の人の撮影する自由を奪う権利はないはずだ!
とモヤモヤしながら現地を後にしたが、山口県の魅力的風景をしっかり撮れて、有意義な時間を過ごした。今度は夫婦で来てみたいな。
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